子どもの最善の利益の視点で子育ち、子育てを

2014年9月10日 21時44分 | カテゴリー: 活動報告

3年前に滋賀県大津市で起きたいじめを苦にした中学生の自殺は、大きな問題となり、昨年、成立、施行された「いじめ防止対策推進法」策定のきっかけともなりました。

中学、高校時代を、大津市で過ごした私は、この報道に触れ、私の出身地で起きた事件に、非常にショックを受けました。

そして、今度は7月に、西東京市で、親の虐待を苦にしたと思われる中学生の自殺が起こってしまいました。こんな身近で起こったことに同年代の子どもを持つ私は、周りの大人として何とかできることがなかったのかとたいへん悔しい思いでいっぱいです。
同じ思いの方も多いと思います。

しかし、事が起こってから加害者を厳罰に処すのではなく、その原因への対応がなければ、いじめや虐待は減りません。

まず、いじめについてですが、西東京市では、今年度の教育委員会の主要施策にいじめ防止が盛り込まれ、いじめ防止の条例化に向け検討する、ということになっています。
いじめ防止の取り組みは大切なことですが、その取り組みには、子どもの視点に立つことが何より大事です。

子どもが、教師や親に相談することはまれなことです。私も、子ども時代、親や教師には、なかなか相談などできませんでした。みなさんも、同じではなかったでしょうか?
ですから、子どもが安心して相談できる、第三者による相談・救済のしくみをつくることは喫緊の課題です。

子どもが無料で電話をかけ相談できるチャイルドラインや、弁護士会によるいじめ防止授業など、すでに市民の力によるいろいろな活動があり、それらとの連携や、子どもオンブズパーソン制度が必要と考えます。

次に、子どもへの虐待についてです。

虐待は親から子に連鎖すると言われます。虐待にいたる加害者は、いじめの加害者も同じように、その生育過程や人間関係の中で、自らの権利を保障されてこなかったり、自己肯定感のない中で育ったために、いじめや虐待が他人への人権侵害であることに気づけない場合や、気づいても制御できなくなって加害者となる場合が多くあります。そうならないためには、加害者を生まないための事前の対応が必要です。

また、孤独な子育てや、格差社会の中での経済的不安など、子育て中の親のストレスや不安はさまざまで、それが子どもに向けられ悲劇を生み出しています。

私は、子育ての不安を解消するため、訪問型の子育て支援の充実を求めていきます。
そして、子どもを取り巻くいろいろな問題を、いち早く把握し対応するために、1校に1人のスクールソーシャルワーカーの配置を求めます。

私も、子育て中に親は近くに住んでいなかったため、2人の子どもを抱え、どちらかの子が病気になった時に、気軽に預けられる場所はないだろうか、とか、子どもと向かい合って暮らすだけの中で、ちょっと息抜きに出かけられる場所が近くにないだろうか、とか思ったものです。
子育ての拠点はあったとしても、小さい子を連れていくには遠すぎたりして、身近なところに、居場所となるような拠点が欲しいと切実に思いました。

子どもの居場所や親の居場所を地域につくり、子どもの最善の利益の視点に立ち、地域の力で子育てをする、そんな西東京のまちにしていきたいと思います。