まもなく震災から8年  まだまだ終わらない福島原発事故

先月、政府がやらないなら市民の力で測ろうと調査期間3年がかりで4,000人の市民の協力で3,400地点の土を測定した「図説17都県放射能測定マップ+読み解き集」の出版1周年記念講座に参加しました。
講座内容は「除染土壌と汚染廃棄物の現状」 盛り沢山の内容でしたが、以下が講座のポイントです。

化学処理では除去できないトリチウム汚染水が大量に発生し続けている。
2022年夏に汚染水を入れたタンク満杯になる。希釈して海に放流するしかないと原子力規制委員長や環境省、東電は主張するが、汚染水には他の核種が含まれていることがわかり安全性に問題がある。放流ではなく10万トン級タンクを10個原発敷地内に建設し100年保管すればトリチウムは1000分の1に減衰する

台風19号により高濃度汚染域から流れ出た泥が床上、床下浸水した状況は危険である。乾燥後の粉じんを吸引することによる内部被ばくが心配だ。

③原子力発電がCО₂排出が少ない、クリーン、エコというのは間違い。燃料のウランを燃料棒の形にするまでに大量のCO₂を排出している。

忘れず、諦めず事実を確認し、将来世代を守る行動を考えたいと思います。

 

前の記事

選挙公報をご覧ください