働きにくさを抱えた人の就労を「ちいき」で支えたい

2015年4月に施行された「生活困窮者自立支援制度」を皆さんご存知ですか?
生活保護に至る前の生活困窮者を救う新たなセーフティーネットとして誕生した、国もかなり本気を出している大きな制度です。
保谷庁舎の1階に「生活サポート相談窓口」が開設され、経済的な問題など様々な問題を抱えた方の相談を無料で受付けています。

私も期待を込め、全ての定例会で質問してきました。複合的な問題を抱えた人をワンストップで支援し、就労で自立を促すことになっています。
しかし、困窮している人は過去の生活歴、現在の生活、健康状態や家族の状況など、背景や課題が複雑に絡み合っていて、就労が困難なのが実情です。
そのため準備段階として日常生活の自立や社会参加として働く「中間的就労」があります。
働くことが「稼ぐこと」ではなく、「必要とされること」だと捉えなおし、自分たちが暮らす「ちいき」でその場所を作り、実践したいと日々考えています。

これからも、「働く」について、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。