「生活困窮者の就労支援はどうあるべきか」に参加して
1月26日に、生活クラブ運動グループ地域協議会主催の学習会「生活困窮者の就労支援はどうあるべきか」に参加しました。
講師は、NPO法人ワーカーズ・コレクティブ協会専務理事の岡田百合子さん。2004年に「利益優先の市場経済社会の中で非営利市民事業で大勢の市民の参加で新しい公共の実現」を掲げ設立した協会です。
この10年で、知的障害者の職場体験、無業・失業中の若者へのジョブトレーニングなど地道に就労支援の実績を積み、昨年4月、横浜市から就労準備支援事業を委託されるまでになりました。
事業を通して見えたことは、就労支援が必要な人には、生活支援も必要だということ。地域や家族との関係が持てていない人へ見守りやサポート、健康面のケア、何が得意か自分でもわからないといった人への寄り添いなど、行政サービスでは対応できないことばかりです。
皆さん、こういった生きにくさを抱えた人の存在を理解し、気にかけてください。
市内事業者の方には、「仕事の切り出し」をお願いします。定期的にでる仕事・反復する仕事・内容が一定の仕事などで就労の実習にご協力いただけませんか。
まだまだ夢の段階ですが、地域市民の「たすけあい」の力で、生活支援を受けた人が働くことが、必ず地域の力になります。「共に働く・暮らす」を目指して、これからも市民へ、行政へと働きかけて参ります。