全国から注目されています  小中学校のハイブリッド授業

4度目の緊急事態宣言下、デルタ株のまん延により 10 歳未満の感染者が増加しま
した。8月下旬には、このまま2学期を迎えて通常通り子ども達を登校させて良いの
かという議論が広がっています。市立小中学校は9月6日からオンライン授業を実施
し(小学1年生は通常通り登校)児童・生徒は支給されたタブレット端末を使い、自
宅で授業を受けます。家庭で学習することが難しい児童・生徒は学校で「預かり」を
実施し、校内でオンライン授業を受けることができます。
特筆すべきは、お昼には希望者は登校し、学校給食を食べることができるというこ
とです。昨年3月の一斉休校の際には、子ども達は家庭で昼食をとることになり、満
足な食事を取れない子ども達の存在が問題になりました。生活者ネットワークは、昨
年度子ども達への食支援について複数回、市へ要望を行っています。今回、教育委員
会がオンライン授業と給食の両方提供する決断をされたことを評価しています。
西東京市のこの取組は大きな反響を呼び、NHK ニュースを始め多くの報道番組で
取り上げられました。9月 16 日には英字新聞「the Japan times」の一面にも大き
く掲載されています。
教育委員会の職員から「日頃は厳しいご意見をいただく教職員が、今回のハイブリ
ッド授業を好意的に報道されて気持ちが上向いています」との声を聞き、こちらまで
嬉しく思いました。しっかりと受け止めてくれた保護者の皆様に敬意を表します。

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