多様性とか、男女平等参画とかいうけれど

西東京市議会の傍聴されたことはありますか?

傍聴席や議員席の正面に、市長、副市長をはじめ各部長、教育長や教育部長等の執行部の座席がありますが、そこに座っているのはすべて男性です。それも50代半ばから60代という限られた年齢層です。なおかつ市役所勤め30年以上といったキャリアも同じです。

同質性の高さが際立つ執行部席です。多様性が感じられません。民間では女性社長や管理職が増えているというのに。ぜひ議会のインターネット中継をご覧になってください(録画もあります)。議会も3割を切っていますが、女性議員はいます。議員の年齢層も30代から70代までバックボーンも様々です。

西東京市の「男女平等参画推進計画」では「政策・方針決定過程への男女平等参画の推進」を重点目標に掲げていますが、肝心の市の要職に女性ゼロです。

幸いなことに、課長級職員には女性が多いのでそのまま昇任すれば女性部長が誕生します。それまで何年かかるのか?そして全員が部長職をめざすのかも不明です。市の首脳部にも女性が必要だと、9月議会で「一名欠員の副市長に女性を登用しては?」と問いました。市長からは「適任者がいれば男女を問わず登用する」との答弁でした。女性を首脳部に配置という質問にこの答えです。

子育て、介護などを担うのは多くは女性です。災害関連死も女性の方が多い中、これらの施策を最終決定する場に女性が必要だと継続して働きかけます。